代表挨拶

 弊社は1979年、英会話学校である「ボストン英会話アカデミー」の誕生よりスタートしました。1994年に第一号園となる「マミー保育センター」を神奈川県茅ヶ崎市において、0才~3才児の保育を目的とし、育児と就業の両立に悩んでいらっしゃるご家庭に少しでもお役に立つよう設立いたしました。創業以来40年で東京都に5園、神奈川県に4園、千葉県に1園の計10園の保育園を運営しております。

 

 保育園での実績により、江東区教育委員会の委託を受け13校の「江東きっずクラブ」を運営しております。また2014年度より江東区「千田福祉会館・児童館」の高齢者と児童の併設施設の指定管理者に、株式会社として初めて指定されました。
2020年度現在、東京都江東区の16施設をはじめ練馬区・大田区・目黒区・荒川区・足立区にて児童館や学童クラブ9施設を運営しております。また神奈川県茅ヶ崎市にて、市補助事業として児童クラブ1施設を運営しております。

 

 また、当社のグループ企業であるマミー・インターナショナルHDでは、海外から特にフィリピン人の英語教師派遣や、介護福祉士紹介等の事業をしており、海外の日本で活躍したいという志高い人々と、日本で人材に苦慮される企業様の懸け橋となりたいと取り組んでおります。

 

 個人的な思い入れとして、このマミー保育センターを設立した理由を述べさせてもらいます。それは私が8才、兄が10才、妹が2才の私の母子家庭環境の生活体験であります。当時、昭和30年代のころの日本は、まだまだ保育福祉が立ち遅れ、保育園の数、また保育環境、内容も充分なものではありませんでした。母が、朝早くから工場のパート、夜はまた別の仕事をして骨身を削り、血の出るような思いで家計を支えていた時、私たち幼い兄弟は暗い暖房もない様なアパートの片隅で、まだこどもの私達がおむつもとれていない泣き叫ぶ妹の面倒をみてきました。こども心にも毎日、毎日「神様お願いですから助けてください。」と神棚にちっちゃい手を合わせたことを思い出します。でも奇蹟は社会の底辺で一生懸命に生きる、哀れで弱いものにはなかなか起きないものです。

 

 必ず死するものとしての人の一生は、瞬きする間に終わってしまうほど短いものです。マミー保育センターを設立したのは、少しでも自分の暗く、惨めで、悲惨であった幼児体験を活かそうと考えたからです。
 日本には、柔軟性のある、家庭環境にあった保育施設を待っているこどもたちがまだまだたくさんいるはずであります。保育施設そのものが足りない地域が数多くある現状として、まず保育施設を作り、同時に保育内容も充実することが急務であります。そしてそのことが私の使命であり、天職であると確信しています。
私が常日頃弊社を運営して心に念じているのは
①こどもたち、保護者、お客様、関係者から、「きっずクラブに参加して良かった」「マミー保育園に通園して良かった」という満足の笑顔をもらい、こどもたちの健やかな成長を保護者、学校、地域社会と一緒に手を携えて見守り、その一助になりたいということ。
②弊社で働く仲間たちから、放課後子ども教室、マミー保育園をはじめとした『マミーで働いて良かった』と満足し、生きがいをもってもらうこと。
③社会の健全な発展に役立つよう、また、人が人を思いやるというような平和な社会づくりの一端に自分の足跡をほんの少しでも残したいということ。
の3点であります。

 

株式会社マミー・インターナショナル
代表取締役  伊藤 勝康

 

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